フッ素樹脂被覆ロール FSTロール
ゴムロールにフッ素樹脂の熱収縮チューブを装着したロールです。また、独自の製造技術により収縮加工と同時に基材とフッ素樹脂との接着加工も行うことができます。
これにより、収縮加工しただけのロールに発生する「ねじれ」「シワ」「ズレ」を解消することができます。
用途
- オレフィンシーティング用ロール
- ラミネートロール
- AC剤コーティング用バックロール
特徴
■離型性に優れる
フッ素樹脂を被覆しているので、粘着性物質、樹脂等が付着しにくく離型性に優れています。
特に溶融オレフィン樹脂に対して優れた離型性効果を発揮します。
■シリコーンゴムの上に
フッ素樹脂を接着加工
フッ素樹脂とシリコーンが強固に接着しているので、フッ素樹脂を収縮加工しただけのロールに発生する「ねじれ」「シワ」「ズレ」が発生しません。
■耐溶剤性に優れる
フッ素樹脂はほとんどすべての溶剤に不活性であるため、膨潤問題が発生しません。
■精度研磨対応可能
一般的な弾性ロールと同程度の精度研磨対応ができます。
■導電性タイプも加工可能
ロールの体積抵抗率は1.0×107Ω・㎝以下です。
種類
鏡面
マット
導電タイプ
ロール表面
-
■鏡面仕上げ -
■セミマット仕上げ -
■マット仕上げ
表面仕上げ仕様
「表面特殊仕上げ」を行うことで、目的に応じた表面粗さに調整することができます。
■通常仕上げ
| 仕様 | B仕上げ | A仕上げ | 特A仕上げ |
|---|---|---|---|
| 表面粗さ（Ra） | 1.1μm以下 | 0.7μm以下 | 0.4μm以下 |
※上記データは規格値ではありません。
■表面特殊仕上げ
| 仕様 | 鏡面仕上げ | セミマット仕上げ | マット仕上げ |
|---|---|---|---|
| 表面粗さ（Ra） | 0.1μm以下 | 0.4～3.0μm | 0.4～6.0μm |
※上記データは規格値ではありません。
使用例
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■Tダイシーティング工程例
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■Tダイラミネート工程例
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■カレンダーシーティング工程例
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■縦延伸工程例
